Precision root canal treatment 精密根管治療

歯内療法(根管治療)
皆様は「歯の根っこの治療」を受けたことがありますか?
今までに神経を抜いたことがある方ならこの治療を受けたことがあると思います。 この根っこの治療のことを歯内療法と呼びます。
細菌に侵されてしまった歯の内部をきれいに掃除して、歯を抜かずに保存するため最後の手段なのです。
精密な技術と根気が必要とされる大変難しく高度な治療です。
外から見えない場所の治療だけに患者さんへの治療説明が難しいのも悩みの種です。
歯の内部の掃除が中途半端に済ませてしまえば、治療時間を短縮させることはもちろん可能です。
しかし、そのことにより、細菌が根の内部に残存し、根の病気に発展したり、 根の病気が再発するリスクが高まります。
歯内療法の成否が、歯の寿命を決めるといっても過言ではありません。

マイクロスコープを用いた精密根管治療(保険適応外)
当院は、顕微鏡を用いた根管治療も行っております。
20倍の拡大視野下であり、使用する器具も特殊なものを多数使用し、成功率の向上に努めております。
通常の保険診療の根管治療は回数が4-6回かかったりすることもありますが、精密根管治療では、1回のアポを60-90分確保するため治療の回数を減らすことができます(平均3回で終わります。)
さらにはそれにより根管内が感染するリスクを減らすことが出来るためメリットが多い治療と言えます。
- CTによる根管形態の3次元的精査
- ラバーダムもしくはZooの使用をして、唾液の侵入を防止
- 顕微鏡視野下での根管治療
- 硬組織誘導能を有するMTAセメントやバイオセラミックスによる根管充填
- ファイバーポストを用いた支台築造
歯内療法における使用機材の紹介

ステンレススチールファイル
何十年も前から使用されている歯内療法のための器具です。現在も使用しています。硬いため、歯を痛めやすい欠点がありました。

ニッケルチタンファイル
近年さまざまな製品が登場しているニッケルチタン性のファイルです。しなやかなで曲がりやすいため、根を破壊することなく歯内療法を行うことができるようになりました。
従来は指でファイルを操作していたため歯内療法に時間がかかっていましたが、上記のニッケルチタンファイルをこの器械で使用することにより、治療の効率と正確さが上がりました。
従来のステンレススチールファイルも併用しています。
また、下の写真のような、あらゆるのような最新機械を用いて根管治療を行っております。




マイクロスコープによる歯根端切除術
残念ながら歯内療法のみで全ての根の病気が治るわけではありません。
そのような場合、当院においては、外科的に根の先端を切除する治療 (歯根端切除術)を行っております。
マイクロスコープを用いての歯根端切除術は高い予知性があり、自信を持って提供できる確立された治療法です。
保険適応外の材料であるMTAやバイオセラミックスによる逆根管充填を行います。
他院から依頼されての手術も多数行っております。 お気軽にご相談ください。
